睡眠時無呼吸症候群は血圧にも影響するのか?

睡眠時無呼吸症候群というのは、それだけでも「突然死のリスクをはらむ危険な病気」として知られていますが、実はこの睡眠時無呼吸症候群は、血圧にも影響を与えます。

 

 

無呼吸状態になった「その時」が危ない!

睡眠時無呼吸症候群が血圧にどんな影響を与えるかというと、簡単に言えば「無呼吸になったその時に、急激に血圧が上昇する」ということです。

 

2015年6月に、オムロンヘルスケア株式会社が、自治医科大学循環器内科学部門と共同研究した結果を発表したところによると、「一見、夜間の血圧の平均値が正常に見える人であっても、無呼吸症状が出た時は血圧が上昇し、高い人では最高血圧が200を超えることもあった」ということが分かったのです。

 

血圧というのは、本来は「休みモードである就寝中は低くなる」というのが当たり前なのですが、無呼吸症状が出てしまうと、日中の数値すら瞬間的に超えるほどの高血圧になってしまう場合がある、ということですね。

 

就寝中の急激な血圧上昇は心臓にも大きな負担をかけ、そうした負担が、突然死などのリスクにもつながっているのです。

 

あなたは睡眠時無呼吸症候群?簡単チェック

睡眠時無呼吸症候群の怖いところは「自覚できていない人も多い」ということです。

 

もしあなたが、以下のような状況に当てはまるなら、一度医師の診察を受けることをおすすめします。

 

  • いびきが非常にうるさいと言われたことがある。
  • 「夜中に一瞬呼吸が止まっていた」と指摘されたことがある。
  • 日中に異様なほどに眠気が襲ってくる。
  • メタボ体形である。
  • 睡眠時間はそれなりにとっているはずなのに、疲れがまるでとれない。

 

 

どうする?睡眠時無呼吸症候群の血圧問題

というわけで、睡眠時無呼吸症候群は、急激な血圧上昇で心臓に大きな負担をかけてしまう、非常にやっかいなリスク要因ですが、これにどう対処したらいいのかというと・・・

 

「睡眠時無呼吸症候群の治療を最優先する」というのがおすすめです。
鼻にマスクを装着して、空気を送り込むCPAP(シーパップ)療法は、睡眠時無呼吸症候群治療で最も重要な治療法と言われており、これで無呼吸状態が解消され、自然と血圧も改善されていきます。

 

睡眠時無呼吸症候群が血圧に大きな悪影響を与えてしまうのは事実ですが、そのことを知って適切な対処をすれば、改善・回復は可能であるということですね。

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