高血圧を解消するためのストレス軽減法

人はストレスを感じると、交感神経が刺激されて血管が収縮するだけでなく、血圧上昇ホルモン・カテコールアミンの分泌が活発になってしまい、血圧を上昇させてしまいます。しかも、「ストレスによる血圧上昇」が長く続いてしまうと、自律神経の乱れ等で平常時の血圧コントロールさえ難しくなってしまうこともあるのです。

 

ですからたとえ「他の生活習慣はすべて気をつけている」という人でも、ストレスの多い生活をしているとそれだけで高血圧になってしまう可能性があるというわけです。

 

「ある程度のストレスがあるのは当たり前」と割り切る

 

ストレスを溜めやすい人が、「ストレスは血圧に良くないからストレスを溜めないようにしよう」と無理に意識しても、今度はその意識がストレスとなってしまうこともあります。

 

ストレスを無理に排除しようと思うよりも、まずは、「人が生活していく上で、ある程度のストレスが発生するのは当たり前のこと」と認識することが大切です。

 

ストレスの受け入れ方が上手い人は、ストレスの流し方・消化の仕方も上手いので、同じようなストレスを受けたとしても、それが長引かないのです。

 

つまりストレスを溜め込む人は、「ストレス源を無理に減らそうとするよりも、いかに上手くそれを処理して長引かせないようにするか」という点を考えたほうがいいわけですね。

 

ストレスを上手く処理するために

 

日常生活において、ストレス源にぶち当たってしまうのは仕方のないこと。これを上手く処理して、溜め込まない状態にできれば、それだけでストレスによる高血圧リスクは大いに下げられます。

 

たとえば仕事中にストレスを感じたらトイレに立つ、ゆっくりと水を飲む、おなかの底から息を吐き出すようなため息をついてから深呼吸をして、体中の空気をリフレッシュする、などといった簡単なことをやるだけでも、ストレス緩和には役立ちますよ。

 

また、「何でも相談できる話相手を見つける」というのも効果的です。
ここで間違えてはいけないのは「愚痴の聞き役」ではなく「相談相手」を見つけること。

 

愚痴を聞いてもらうのもストレス軽減に役立ちそうなイメージがありますが、実は「愚痴を言うことによって、ストレスを受けた当時の記憶が鮮明によみがえり、それがまたストレスになってしまう」という側面もあるんですよ。それに何より、愚痴というのは「解決策のない、文句ばかりの一方的な感情の垂れ流し」に過ぎませんので、聞いている相手にも大きな負担をかけてしまうのです。

 

これに対して「○○で困っているのでこれを何とかしたいんだけど、お前ならどうしたらいいと思う?」などと、意見を仰ぐ形の相談であれば、相手から適切なアドバイスを受けられることもありますし、何より「相談相手が自分のために方策を考えてくれる」ということは、気持ちをやわらげるのにも大いに役立ちます。それに話している本人にとっても「何かを解決・改善するための前向きな相談」というスタンスになるので、愚痴ほどネガティブにはなりにくいのです。

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